高学歴×介護福祉士の資格試験対策

介護資格の試験対策について書いています。

第33回介護福祉士国家試験 解答割れ問題について

こんにちは。
介護福祉士国家試験から一週間経ちました。
私のブログ閲覧数も減ってきています(笑)

今回は、先週まとめた解答速報の中で解答割れしていた問題3問(問題45、101、116)について分析したいと思います。
解答割れは14問あると伝えましたが、他11問は1社だけのズレでしたので今回の分析からは外します。

分析には主に私が受験勉強で使用した、
『書いて覚える!合格ドリル2020』(中央法規)
を使用しました。


1.問題45

入浴に関する問題です。短いので全文載せます。

入浴の身体への作用を踏まえた介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 浮力作用があるため、食後すぐの入浴は避ける。
2 浮力作用があるため、入浴中に間接運動を促す。
3 静水圧作用があるため、入浴後に水分補給をする。
4 静水圧作用があるため、入浴前にトイレに誘導する。
5 温熱作用があるため、お湯につかる時間を短くする。


これは難しい問題ですね。
どの対応も正しそうですが、それと入浴の作用の組み合わせが正しいかが問われています。

解答速報では、2、4、5の解答が見られます。

まず、各作用について簡単に説明します。
各作用については、ニフティライフスタイル株式会社さんの「ニフティ温泉」というサイトに詳しく書かれていたので参考にします。
https://onsen-matome.nifty.com/200413947330/

【浮力作用】
身体が浮かぶ作用。筋肉の緊張がほぐれ、その緊張に伴う脳への刺激も緩和されていき、心身ともにリラクゼーションが得られる。
関節痛などで、普段は動かしづらい部位も比較的簡単に動かすことができるので、リハビリテーションなどにも応用されている。
             
【静水圧作用】
身体が圧力を受ける作用。胸囲は1~3cm、腹囲は3~6cm程度も縮むほどの圧力。呼吸数が増え、心臓の動きも活発化し、血液やリンパ液の循環が促されます。

【温熱作用】
身体を温める作用。血管が広がって血流が良くなり、体の各組織への酸素供給が促進され、老廃物や疲労物質の排出が促される。


浮力作用の説明に間接運動の有効性が書かれていましたので、 "2" が正解だろうと推測されます。

他の選択肢を見てみましょう。

①静水圧作用により腹囲が縮むとあるので、胃を圧迫すると考えられます。よって、食後すぐの入浴をさけるのは「静水圧作用」があるためでしょう。

③水分補給が必要なのは汗をかくからです。汗は身体を温める「温熱作用」によるものですね。

④温熱作用により老廃物の排出が促進されるとあります。よって、入浴前にトイレに行くのは「温熱作用」があるためでしょう。

⑤湯につかる時間が長すぎるのは問題ですが、短くするとせっかくの温熱作用が得られなくなります。よって "5" は不適切でしょう。

ということで正解は "2" だろうと思います。


2.問題101

栄養素の働きに関する問題です。
これも全文載せます。

栄養素の働きに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 たんぱく質は、最大のエネルギー源となる。
2 ビタミンDは、糖質をエネルギーに変える。
3 カリウムは、骨の形成に関わる。
4 ビタミンB1は、カルシウムの吸収に関わる。
5 ナトリウムは血圧の調整に関わる。


これは知らなきゃ解けない問題で、分からなければきっぱり飛ばすべきです。
なお、私の知識から直感で選んだのは "5" です。

1つずつ調べてみましょう。

株式会社 明治さんのサイトを参考にしました。
https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/exp/diagnosis/hitokuti/

① "1" については、たんぱく質、糖質、脂質の三大栄養素の1g辺りのエネルギー値(カロリー値)を見ましょう。

たんぱく質:4kcal
糖 質 :4kcal
脂 質 :9kcal

ということで最大のエネルギー源は「脂質」です。

②糖質をエネルギーに変える栄養素はビタミンB1です。

③骨の形成に関わる栄養素はカルシウムで、
④カルシウムの吸収に関わる栄養素は、ビタミンDです。

⑤血圧の調整にはカリウムとナトリウムが関わります。

よって、正解は "5" でしょう。

もしかしたらカリウムが骨の形成に全く関係なくはない等言えるのかもしれませんが、一般的に言われている働きから考えたら "5" が正解になると思います。



3.問題116


総合問題の中の1つです。
右膝に変形性膝関節症のある方の杖歩行のやり方です。
膝に負担をかけないように歩行するには、杖と足をどのような順番で出すのが正しいのかを選ぶ問題です。
選択肢はこちらです。

1 杖(左手で持つ)を出す→右足を出す→左足を出す。
2 杖(右手で持つ)を出す→左足を出す→右足出す。
3 杖(左手で持つ)と右足を出す→左足を出す。
4 杖(右手で持つ)と左足を出す→右足を出す。
5 杖(左手で持つ)と左足を出す→右足を出す。

これは1と3で解答が割れています。

基本的な杖歩行のやり方は、
健側の手(この場合は左手)で杖を持ち、
杖→患側→健側(3動作歩行)
あるいは、
杖・患側→健側(2動作歩行)
です。

これで1と3に絞られます。
最終的に3動作歩行と2動作歩行のどちらがよいかということになります。

3動作歩行の方が、常に二点で体を支えられていて安定します。
この事例では「膝の負担を減らすために杖を使いたい」と問題文に書かれています。
これを考えると、より安定した3動作歩行の方が適切だろうと思います。
よって私は "1" が正解だと思います。



以上、解答割れの3問を分析しました。
読んでいただきありがとうございます!