高学歴×介護福祉士の資格試験対策

介護資格の試験対策について書いています。

過去問紹介①~第33回介護福祉士試験に向けて~

皆さんこんにちは。

第33回介護福祉士試験まで1ヶ月を切りましたね。
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介護福祉士試験の勉強で重要なのは過去問演習です。
そこでこれから試験までの間に、特徴のある過去問を何問か紹介したいと思います。

今回が第一弾です!


今回紹介したいのは「社会の理解」という科目から。
この科目は法令や制度の知識を真っ向から問われることが多く、知らないと解けない問題が多く出ます。
しかし、ここ数年の傾向では事例を使った問題も出ています。
その事例問題を3年分紹介します。



1.問題

①第32回(令和元年度)・問題7
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②第31回(平成30年度)・問題9
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③第30回(平成29年度)・問題15
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これらの問題ですが、すべて利用者からの相談に対してどのように対応したらよいかという問題です。
3年連続で同様の問題が出ています。
コミュニケーションの分野っぽいですが、社会資源の活用を理解しているかが問われるため、「社会の理解」で出題されているのでしょう。


2.正答

各問題の正答です。

①第32回・問題7
「3 福祉事務所に相談するように助言する。」

②第31回・問題9
「3 担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)に再調整を依頼する。」

③第30回・問題15
「5 担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)に検討を依頼する。」



3.解説

正答を見ると、第31回と第30回はほぼ同じ「ケアマネジャーに依頼」という選択肢です。

この流れですと第32回でも正答は
「2 担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)にサービス担当者会議で中止の検討を依頼する。」
が正解になりそうですが、実際は違いました。


第32回の場合、正直なところ私は“2”も正解でいいと思ったのですが、
初めから「中止」を前提に検討をするのは適切ではないですね。様々な方法を模索するべきですから。
さらに「サービス担当者会議」を開くまで待たずにすぐ報告すべきでしょう。
これらの文言から無理やり不正解の選択肢にしたような臭いがします。

そして“3”の「福祉事務所」は生活保護に関する相談ができる場所なので、この事例に相応しい社会資源です。
よって、“3”の方がより適切となります。


また、第30回では「児童相談所」が選択肢にありますが、児童相談所児童虐待の相談所であり保育園に入所できない場合の相談所ではありません。
よってこの問題では「児童相談所」は正解になりません。


4.この問題の対策

このような問題が出た場合、正答となるのは
a「ケアマネジャーと連携する」
b「適切な社会資源につなげる」
のいずれかだと思われます。

bのパターンが正解になる場合、aパターンの選択肢に余計な文言が入っていることでしょう。第32回の「中止の検討」、「サービス担当者会議」のように。

このようにひっかかる文言があった場合、bパターンの選択肢を見てみましょう。
事例に適したものかもしれません。


この事例問題は社会資源の中では解きやすく、サービス問題だと思います。こういった問題を取りこぼさないようにしましょう。

1種類の問題について長々と書かせていただきましたが、読んでいただきありがとうございます!

第二弾以降もよろしくお願いします!